『イヴ・サンローラン』という映画を鑑賞。全く興味も無く、だから当然知識も無いファッション業界。
その業界に長らくトップとして君臨した男のドキュメンタリー。
映画は、長年公私のパートナーでもあったピエール・ベルジェのインタビューを基に構成されている。つまりイヴ・サン=ローランのデザイナーとしての人生を追った映画だということ。 こっちは何の知識も無いから、彼がディオールの弟子だということも、同性愛者だということもちっとも知らなかった。
映画の中に、彼が左手薬指にリングをしている写真があったが、それはピエールとの愛の証だったのだろうか。どうでもいいことだけど。
彼の表での顔は超有名人だから大体の人がわかるのだろうけど、その影にある彼の苦悩をピエール・ベルジェは淡々と話していく。それは、イヴを失った彼が、まるで自分の心までを無くしてしまったかのように。
できれば、社会との係わり合いをもっと深く追求して欲しかった。こちとら、それほど彼自身については興味が無い訳で、彼のことばかり語られてものめり込んでいくことはない。それより、あれだけの人なのだから、社会や世界の繋がりの中で、お互いにどう影響しどう影響されたかを描いてくれればもっと興味を持てる内容になったと思う。